Appleの最大イベント WWDC 2020。話題は「Apple Silicon」

WWDC2020 Apple

WWDCはAppleが技術者や開発者のために新しい関連製品等の技術説明などを行い、CEOや各部門の責任者がプレゼンテーションを行うイベントです。
日本では毎回深夜にAppleのサイト上に動画が上がるので眠い目をこすりながら見たりするのですが、今回はリアルな記者発表ではなく、録画編集されたイベント映像の公開でした。

今までは全部英語なので、正直あまり内容がよくわからず映像を見てなんとなく理解するものだったのですが、今回は各国語の翻訳が選択できて、日本語字幕ですごく良くわかったのでこちらのほうがありがたかったです。

今回は今までと違う録画映像での発表イベント

リアルなライブイベントでは、画面に映したプレゼンテーションを見ながら説明する流れなのが、予め録画されたものでは、ライブではできない映像演出などもありどちらかというとこの方が会場に行かない人たちにとってはわかりやすかったのではないでしょうか。

アメリカでは、黒人人種差別問題や、コロナウイルスなどの件もあり、Appleのような企業では、イベント冒頭には、これらに対する取り組みの説明からスタートして、多くの人に配慮する必要があるのでしょう。

昔は、Macだけのイベントだったのが、今ではiOSに始まって、iPadOS/watchOS/tvOSなどいろいろなデバイスのOSに関するアップデート情報を順番に説明しており、途中はちょっと退屈気味でしたが、最初のiOS14については、割と大きなアップデートで、特徴はAndroidのように画面にアプリアイコンだけでなく情報表示や操作ができるウィジェットを配置できるようになったのがポイントかと思います。

iOS14

・アプリアイコンとウィジェットがホーム画面に混在して配置できる
・「widget gallery」による追加カスタマイズ
・2階層以下のアプリを探しやすくする「App Library」
・動画の配置をいろいろ変えることができる
・Siriの起動を全画面ではなく画面内に小さく表示できる
・BMWから自動車のキー機能をiPhoneでできる

などが大きなポイントです。

Mac OS Big SurとApple Silicon

Mac OSがCatalinaになってまだそれほど経っていないのに、もう次のOSのバージョンが発表されていました。「Big Sur」と言って、今回はカリフォルニアの山脈の名前らしいです。

インターフェイスとアイコンを刷新するそうで、今まで以上にフラットなデザインになり、iPhoneやiPadなどとの統一性も進んでいそうです。

一番の変更ポイントは、intelをやめて独自プロセッサーの「Apple Silicon」へのスイッチです。
iPhoneやiPadでは最初から独自のプロセッサーだったのでついにMacにも採用されるとのことで、今までAppleには大きな移行ポイントが3回あって、

・PowerPCの採用 →・MacOSXへの移行 →・intelチップの採用

だそうです。今回はそれに匹敵する大きな変化となり、独自プロセッサーを採用することで、ハードウェアとソフトウェアの一層の統合による省電力化と高性能が実現すると思われます。
今まで私もそうでしたが、アプリ等の互換性がなくintelMacの時が一番お金が掛かったように思います。ユーザーには一層の買い替え出費が必要でしょうね。

WWDC 2020 Special Event Keynote — Apple
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