話題のBALMUDA Phone(バルミューダフォン)をチェック

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小さくて持ちやすいスマートフォン

ネット記事などでは色々とネガティブな内容がよく書かれていますが、実際のところはどうなんだろう?と思い、まだ出たばかりで噂のBALMUDA Phone(バルミューダフォン)の実機を実際に触ってきました。
予想していたよりもかなり小さい。持ちやすくて軽いが、存在感があり(値段を知っているからか)ちょっとした高級感も醸し出しているように感じたのですが、確かに実機を手に取ると「所有感」「存在感」はあるようです。

BALMUDA(バルミューダ)としてのブランド感

BALMUDA(バルミューダ)というブランドは、トースターや扇風機など少ロッド生産の高級家電として今やかなり浸透していると思います。高くても個性があって人とはちょっと違うデザインの物が欲しいというこだわり層にはピッタリの家電メーカーで、今ではコーヒーメーカーや空気清浄機など色々な商品点数を取り揃えていますが、そのBALMUDA(バルミューダ)がスマートフォンにも進出して発売したのが、BALMUDA Phone(バルミューダフォン)です。

中身は実は京セラが作っているスマートフォン

BALMUDA(バルミューダ)では、他社メーカーが出しているものは個性のないスマートフォンだという問題意識があるらしく、iPhoneや他のAndroidスマートフォンとの違いを強調して、BALMUDA(バルミューダ)ブランドとしての存在感をだすために作られたそうです。
ただスマートフォンはさすがに家電製品のように自社では開発はできないために、デザインと中に入っている専用アプリは自社で手掛けて、スマートフォン本体のハードウェアは京セラが担当して製造しています。

小さなスマートフォンのニーズはあるか

実機を実際に触ってみるととても手に馴染んで使いやすそうに思いますし、とてもコンパクトで丁度いいサイズ感を選んでるなという納得感があり、大きさ的には一番最初のiPhone3GSを思い出します。
ただ、スマートフォンのサイズは手に合わせるだけではなく実際の画面サイズが使いやすいかどうかが肝心で、今までの10数年あるスマートフォンの歴史である程度の使いやすい画面サイズというのが決まってきたように感じてて、一度大きな画面に慣れた人が小さな画面にはもう戻れなくなるという問題があるように思いました。
実際、iPhoneにも12miniという小さな機種が出たけど、それほどは売れなかったらしいです。
スマートフォンでyoutubeなど動画を気軽に見ることのできる時代には、大きな画面を体験した人は便利だと感じているのだと思います。

いっそもっと高額にすればよかったのに値段が中途半端か

BALMUDA Phone(バルミューダフォン)はスペックにも問題があると言われています。スマートフォンは家電製品と違ってデザインだけでは勝負できず、必ず性能が重視されるからです。このBALMUDA Phone(バルミューダフォン)のスペックは他社、特に中国や韓国などのメーカーとは比べ物にならない性能らしく、言葉は悪いですが「ゴミ」と言われてるくらいの低性能で半額程度の価格価値しかないと考えられています。10万円もするスマートフォンだともっと高性能のスマートフォンがいくつもあるからです。ここはさすがにBALMUDA(バルミューダ)としてのブランドだけでは納得してもらないところなのでしょうか。
いっそ倍の20万円とかの高価格にしてもっと性能を上げて出せば、希少価値として一定層に受け入れられたかもしれませんね。

そんなにシェアを取ることを考えていない?

BALMUDA Phone(バルミューダフォン)は、それほど売れなくてもいいと考えられているようです。ブランド価値が高まればそれでいい、少しでも一定数売りきればそれでいいとか色々な記事がありますが、どのメーカーでも最初にだす商品はそんなもので、たとえ評判が悪くても、ここから学んだことがまた新機種に反映されて価値のある商品にバージョンアップされていくのかもしれません。日本のメーカーには、この機種だけで終わりということではなく、2,3と新しい新機種を出し続けてくれることを期待しています。

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